いろは窯
いろは窯は、三重県多気郡で服部日出夫さんが営む個人の窯です。
濱田庄司や河井寛次郎の弟子で、丹波立杭焼の再興などに尽力した奥田康博氏に師事、
20年以上にわたって職人として師を支えた経歴を持つ服部さん。
昨年70歳を迎えられ、熟練のロクロと絵付けの技術で、
日常使いの素朴で温かみのある器作りに益々励んでいらっしゃいます。
呉須を幾度も塗り重ねることによって生まれる深い青色は、
河井寛次郎から奥田師を通じて引き継がれた、服部さんの得意とする技術です。
熟練のロクロ技術が感じられる骨格のある形とともに、日常の食卓を美しく彩ってくれます。